GitHub Actions
コードを push したとき等に Claude が自動で動く仕組み
このページのまとめ
GitHub Actions は GitHub 上でコードの変更をきっかけに処理を自動実行する仕組みです。 Claude Code と組み合わせると、PR 作成時の自動コードレビュー・push 時のテスト自動実行・マージ後のデプロイまで自動化できます。.github/workflows/ フォルダに YAML ファイルを追加し、GitHub の Secrets に API キーを登録するだけで始められます。フックがローカル PC で動くのに対し、GitHub Actions はクラウドでチーム全員の変更に自動適用されます。
GitHub Actions は、GitHub 上でコードの変更をきっかけに処理を自動実行する仕組みです。 Claude Code と組み合わせると、プルリクエストを作った瞬間に自動でレビューしてくれたり、 コードのテストを自動で実行したりできます。
工場の自動ラインに例えると、材料(コード)を投入するだけで、 検査(テスト)・品質チェック(レビュー)・出荷(デプロイ)まで自動でこなしてくれるイメージです。
フック・スキルとの違い
フックがローカル(自分の PC)でイベントを検知して動くのに対し、 GitHub Actions はクラウド(GitHub のサーバー)上で動きます。 チームメンバー全員のコード変更に対して自動で処理できるのが最大の利点です。 ローカルでの作業自動化には フック を、リポジトリへの push・PR を起点にした処理には GitHub Actions を使い分けましょう。
| 比較項目 | フック | GitHub Actions |
|---|---|---|
| 実行場所 | 自分の PC(ローカル) | GitHub のクラウドサーバー |
| トリガー | Claude Code のイベント(保存・コミットなど) | Git の操作(push・PR・マージなど) |
| 対象 | 自分の作業のみ | チーム全員の変更に自動適用 |
| 主な用途 | Lint・フォーマット・危険コマンドのブロック | CI テスト・自動レビュー・デプロイ |
| ネットワーク不要 | オフラインでも動く | インターネット接続が必要 |
ワークフローファイルについて
GitHub Actions はリポジトリの .github/workflows/ フォルダに置いた YAML ファイルで定義します。 「どんなイベントで(on)」「どんな処理を(jobs)」実行するかを記述します。 Claude Code と連携するには、ワークフロー内で Claude API を呼び出す処理を設定します。 API キーは GitHub の Secrets(リポジトリ設定 → Secrets and variables)に登録して安全に管理します。
GitHub Actions で自動化できることの具体例
- PR を作成したとき→ Claude が自動でコードレビューのコメントを PR に投稿
- コードを push したとき→ テストを自動実行して結果を Slack や GitHub に通知
- マージが完了したとき→ 本番環境に自動デプロイ・リリースノートを自動生成
ワークフローファイルの記述例(Claude 自動レビュー)
PR 作成時に Claude が自動でコードレビューを行うワークフローの例です(.github/workflows/claude-review.yml)。
name: Claude Code Review
on:
pull_request: # ← PR 作成・更新時にトリガー
types: [opened, synchronize]
jobs:
review:
runs-on: ubuntu-latest # ← GitHub のクラウドサーバーで実行
steps:
- uses: actions/checkout@v4 # ← リポジトリのコードを取得
- name: Claude Code Review
uses: anthropics/claude-code-action@beta # ← Claude によるレビュー実行
with:
anthropic_api_key: ${{ secrets.ANTHROPIC_API_KEY }} # ← Secrets から安全に読み込むよく使われる設定パターン(レビュー・テスト・デプロイ)
PR 作成時に Claude が自動レビュー
on: pull_request をトリガーに設定すると、PR が作られるたびに Claude が自動でコードを読んでレビューコメントを投稿します。コードの品質問題・バグの可能性・改善提案をコメントとして PR 上に残してくれます。 人間のレビューを補助するため、見落としを減らしながらレビュー工数を削減できます。
push 時にテストを自動実行
on: push で main ブランチへのプッシュをトリガーにし、テストスイートを自動実行できます。 テストが失敗した場合は Slack や GitHub のステータスチェックで通知を受け取れます。 PR のマージ条件にテスト通過を設定しておくと、品質基準を機械的に担保できます。
マージ後に自動デプロイ
on: push の条件を main ブランチに絞ることで、PR がマージされた瞬間に本番環境への自動デプロイが走ります。 Vercel・AWS・GCP など各種クラウドサービスとの連携アクションが公開されています。 リリースノートの自動生成も組み合わせると、デプロイ作業が完全に自動化されます。
GitHub Actions の導入手順(3ステップ)
ワークフローファイルを追加する
GitHub リポジトリの .github/workflows/ フォルダに、設定ファイル(YAML)を追加します。Claude Navi で公開されているテンプレートをそのまま使うのが手軽です。
API キーを Secrets に登録する
リポジトリの「Settings → Secrets and variables → Actions」に ANTHROPIC_API_KEY(Claude の API キー)を登録します。コードに直接書かず必ず Secrets で管理しましょう。
コードを push して動作確認する
設定後に PR を作成するか、コードを push すると GitHub Actions が自動で起動します。Actions タブで実行ログを確認できます。
よくある質問
GitHub Actions は無料ですか?
パブリックリポジトリは無料で利用できます。プライベートリポジトリは月ごとの無料枠を超えると課金されます(GitHub のプランによって枠は異なります)。
フックと GitHub Actions はどう使い分けますか?
フックはローカル PC 上で動き、自分の作業のみに適用されます。GitHub Actions はクラウド上で動き、チーム全員のコード変更に自動適用されます。ローカルの自動化にはフックを、リポジトリへの push・PR を起点にした処理には GitHub Actions を使い分けましょう。
API キーが漏れないよう安全に管理するには?
リポジトリの「Settings → Secrets and variables → Actions」に ANTHROPIC_API_KEY を登録し、ワークフローファイルでは ${{ secrets.ANTHROPIC_API_KEY }} 形式で参照します。コードに直接書くことは絶対に避けてください。
PR 以外にもトリガーを設定できますか?
はい。push・スケジュール実行(schedule)・Issue へのコメント(issue_comment)など様々なイベントをトリガーとして設定できます。
Actions タブでエラーが出た場合は?
Actions タブのログでエラー詳細を確認できます。よくある原因は API キーの設定漏れ・ワークフロー YAML の構文エラー・権限不足です。